Ino
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光軸調整は奥深いです。機械をさわっているうちに段々とコツがつかめてきましたが、さわるたびに、より正確な調整への新たな課題に直面します。
CO2の広いステージのどの位置でも、同様に切れ味がシャープであるために欠かせない調整だと思います。
さて、第3ミラーの調整がうまくいかず、悩みました。
第2ミラーでx軸レールに平行に導いた光軸を、第3ミラーでレンズの中央に反射させると、光軸が真下に向かわず、すこし左に曲がってしまいます。
第3ミラーは角度調整だけでマウントの位置調整機能がないので困り果てました。
光軸を真下に向かわすことと、レンズ中央を通すことを両立させるためには、光軸の第3ミラーへの照射位置を上にするように、光軸を平行移動させる必要があります。
隔壁の丸穴の通過は、中央を貫通するように念入りに調整したのだけれど・・・。
途方にくれました・・・。
第3ミラーのマウント位置調整がひらめきました。



厚紙でリングを切って4枚重ねて約3mmミラーを前に出しました。
光軸は、真下に、そして、レンズ中央を通過!
ミラーの裏から、リング状のねじでミラーの出入りを調整する機能があってもいいかなと思いました。
光軸調整の極意や裏技ご披露ください。
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Ino
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光軸調整こそが、正確なカッティングと思い。かなり神経を使いながら、鏡の中心に、レンズの中心に光束がくるようにしました。
しかし、気が付きました。「凸レンズを通過した平行光線は焦点に像を結ぶ」
レンズの前に、紙を置き、ねじを回して鏡を動かし光軸を調整すると、紙の焦げる位置は動いていきます。しかし、レンズを透過したあとの焦点の位置は、鏡の微調整で少しも動きません。そうなんです。レンズでの光束の通過位置は変化しても、結局、作用する焦点の位置は動かないことに気づきました。
光軸調整においては、レンズの中心付近を外れない程度に動かしても、切断ポイントは変わらないのですね。凸レンズが、光軸のぶれや誤差を、焦点に集めることにより吸収してくれるように思います。

正確なカッティングは、いかにして、レンズを所定の位置に持ってくるかにあるような気がしました。光軸で直角をだしても、xy軸の角度でレンズが動き、作用点が動くことになります。逆に、光軸が直角でなくても、xy軸が直角であれば、作用点は直角に動くことになると考えました。レンズの動きが、作用点の動きになることに気づきました。
レンズの下に、丸い輪ができますよね。これって、焦点での光が乱反射して、レンズの裏面で反射されてできるものだと思うのだけれど、この真ん中に、切断ポイントがこなく、調整を試みて考えているうち、いろいろ気づきました。
結論は「光束は鏡や、レンズから外れなければ、少し中心を外れても切断ポイントには影響がない」という考えです。こう考えることができれば、調整の仕方がずいぶん楽になりますね。逆に、ベルトの張や、レールの直角性の調整がものを言うことになります。
この考え方は正しいのでしょうか????